カルン・チャンドック(ヒスパニア)が4日(土)、F1韓国GPが開催される韓国インターナショナル・サーキットを疾走した。
韓国南部にあるヨンアムで今年10月にF1を初めて開催するサーキットは、準備ができていないため中止されるのではないかという憶測が高まっていた。しかし、チャンドックは2010年第17戦として予定されているF1韓国GPは、問題なく行われると確信しているようだ。
「ガレージとチーム・ビルディングは、ほとんど(工事が)終わっているようだね」と、チャンドックが語っている。
26歳になるチャンドックは、レッドブルのマシンに乗って、14周を走った。
「トラック自体は、アスファルトと縁石に、もう少し作業が必要みたいだ。しかし、主催者は、予定の範囲内であると思っているし、工事が時間通りに進み、準備できると確信しているよ」
Twitter(ツイッター)でチャンドックは、F1開催まで7週間となった現在でも「多くの仕事」が必要だとつぶやいている。
4日(土)に明らかになったサーキットの画像では、一番上の層となるアスファルトがまだ敷かれておらず、さらにフェンスが足りていない場所も明らかとなった。
そして、チャンドックは、グランドスタンドの座席が問題であると認めた。
「メインのグランドスタンドは、完成しているよ。他のところに常設のグランドスタンドを建設する時間はなさそうだね。一時的なグランドスタンドを設置する必要があると思う」
「みんな、あまり(韓国インターナショナル・サーキットに)期待していないようだけれど、実際はそんなに悪くないよ」とチャンドックは『BBC』に語っている。