キミ・ライコネンは、2011年もWRC(世界ラリー選手権)に参戦するのか、F1へ復帰するのか明言を避けた。
フェラーリとの契約を1年早く解除することに合意したライコネンは今年、レッドブルがスポンサーになっているシトロエンからWRCに参戦している。
ライコネンの契約が2010年のみの1年契約になっていることから、来年にF1へ復帰するのではないかとの根強いうわさもある。F1へ戻ってくる場合、ルノーに所属し、ロバート・クビサのチームメートになるとみられている。
ライコネンは、F1でチャンスがなくなったためにWRCへ転向したわけではないとして、『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』のインタビューでこう語った。
「向こう(F1)で、オファーがなかったわけじゃない。向こうに残ることを僕が望めば、まだ(F1で)走っていたはずだよ」
「でも、適当なものがなかったから、違う道を選んだんだ」
ラリー残留に気持ちが傾いているということか質問されたライコネンは、次のようにあいまいな回答をしていた。
「そのうち分かるよ。まだやるべきことは多いし、何も起こらない可能性だってある」
ライコネンの2011年については、ラリーを続けるものの、チームは移籍するとのうわさもある。