ザウバーが、次戦ドイツGPでレース参戦40周年を迎える。
ザウバーの創設者であり、現在もチーム代表を務めるペーター・ザウバーは当初、友人らとフォルクスワーゲン・ビートルでレースに参戦。これが現在のザウバーの基礎となった。
そしてザウバーは1970年、初のマシンとなるザウバーC1を製作。ちなみに、マシンの名前につけられた「C」は、ザウバーの妻クリスティアーヌ(Christiane)のイニシャルから取られたものであり、その後もザウバーのマシンはカテゴリーを問わず、「C」と数字の組み合わせになっている。2010年のマシンは「ザウバーC29」という名称だ。
その後ザウバーのチームは、メルセデスとの関係を深め、スポーツカーなどを中心に活躍。ル・マン24時間などにも参戦している。1993年にはついにF1への参戦を開始したが、2006年にBMWがチームを買収した。
BMWザウバーとして参戦していた2008年には、チームにとってF1で唯一となっている優勝を記録。しかも、1-2フィニッシュを達成するという完ぺきな勝利だった。しかし、BMWは2009年シーズンを最後にF1から撤退。ここでザウバーがチームを買い戻し、再びチーム代表に就任した。
そして2010年、ザウバーチームは小林可夢偉とペドロ・デ・ラ・ロサをドライバーに迎え、F1での挑戦を続けている。