フォース・インディアのエイドリアン・スーティルが、イギリスGPを前にした心境を語った。
Q:バレンシア(ヨーロッパGP)はあなたにとって、浮き沈みの激しいレースになりましたね。振り返ってみていかがですか?
エイドリアン・スーティル(以下、スーティル):6位という最終結果は、僕たちにちっていいものだったし、僕たちのポジションを正確に表したものだと思う。もう少し上にいけたかもしれないコースもあるけど、僕たちはトップから近いところにいて、常に3位から6位になる可能性がある。
スーティル:予選で速さを発揮できなかったのは残念だけど、何がうまくいかなかったのか、この先に同じようなことを避けるにはどうすればいいのか、それは分かっている。F1でこんなに快適に感じたことはないよ。すべてがうまくまとまっているし、それを証明するような結果も出始めている。
Q:次の戦いはシルバーストンです。サーキットのすぐ近くにチームの本拠地がありますが、あなたも何か特別な感情を抱いていますか?
スーティル:シルバーストンはチームのファクトリーにとても近いし、たくさんのスタッフがレースを見に来るんだ。今年も土曜(10日)の夜にファクトリーでスタッフのイベントがあるから、さらにいい雰囲気になるだろうね。
スーティル:みんな結果を出すために懸命な作業を続けているから、“地元”の観客を前にしていい位置でフィニッシュできれば最高だね。それに、チームとしても歴史を残してきたコースだし、今年もここでクルマのシェイクダウン(ごく初期的な確認走行)をしていて、何度もテストで走った場所なんだ。ここでポイントを獲得できれば、素晴らしい気分だろうね。
Q:新しいレイアウトを実際に見たり、何かで確認したりしましたか?
スーティル:新しいレイアウトについても、いつも通りシミュレーターでの作業をしていたし、今週もシミュレーターを使うよ。でも、特に特別な準備はない。新しいセクションは1つだけで、ほかの部分は変わっていないから、実際のところ、僕たちの負担は大きくないんだ。
スーティル:最高なセクションは残っているみたいだし、全体的な特徴も変わっていないから、ラップの大半は高速で流れるような感じだよ。
Q:今週末は、どんなことを達成できますか?
スーティル:新しいパーツもいくつかあるんだ。バレンシアと同じような一歩になるんだけど、フロントウイングとフロアのあたりが新しくなる。去年もそうだったように、改良をするたびに、それが大きなものであれ、小さなものであれ、確実に僕たちは進化した。だから、今回もバレンシアと同じような位置、トップ10やそれ以上も可能だと思う。
スーティル:今はSRW(Fダクト)もうまく機能していて、新パーツとトップスピードの向上が組み合わさることになるから、僕たちも今回のレースに向けて自信を深めているよ。