フェラーリの非難にFIA関係者が怒りを見せる

2010年06月29日(火)
フェラーリの非難にFIA関係者が怒りを見せる thumbnail

ヨーロッパGP後、辛らつな非難を続けているフェラーリに対し、統括団体FIA(国際自動車連盟)が行動を起こす可能性が出てきた。

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、スチュワードがレースを「操作した」と非難。このほかにもフェラーリ関係者がFIAへの非難を続けている。

あるチーム関係者は、セーフティカーを抜いたルイス・ハミルトン(マクラーレン)に対するペナルティーが、ドライブスルーという甘いものだったため、アロンソが最終的に8位になった一方で、ハミルトンは2位になることができたと激怒していた。

過去には、特にマックス・モズレーがFIA会長だった時代には、今回のフェラーリのような主張を続けた場合、制裁を受ける可能性もあった。だが、28日(月)の段階では、FIAがフェラーリやアロンソに対して制裁を検討していることはないとみられていた。

しかし、『The Guardian(ガーディアン)』によると、「複数の」FIA関係者がフェラーリの非難に「怒りを見せている」という。

それでもフェラーリ側からの非難が止まることはなく、28日にはルカ・ディ・モンテゼモーロ会長が、レース結果は「ふさわしいものではない」とコメント。今回の一件は「非常に深刻であり、受け入れられない」と加えた。

だが、ライバルチームはフェラーリの意見を支持しておらず、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、次のように語っている。

「操作されたとは思わない。今後、FIAがセーフティカーのルールを検討する必要があるだけだ」

この記事をシェアする
関連トピックス
関連記事
前後の記事

前後の記事
F1 2010 ニュース一覧