ブラウン、レッドブルへのエンジン供給阻止を否定

ロス・ブラウン（メルセデスGP／チーム代表）は、メルセデス・ベンツに来季レッドブルへエンジンを供給しないよう提案したという報道は誤解されていると主張した。

イタリアの雑誌『Autosprint（オートスプリント）』は、「エンジンの供給については、限界になっている。カスタマーリストにもう1チーム加える前に、長時間にわたって、きちんと検討するべきだ」とブラウンが語ったと伝えた。

このコメントが、最高と言われているメルセデスのエンジンをレッドブルに搭載して欲しくないというブラウンの考えであると解釈されていた。

「私は、メルセデスが4番目のチームを入れることに対処できるかと、イタリアのジャーナリストに質問された」と、ブラウンのコメントをドイツの『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』が掲載している。

「エンジンがないチームがいる場合は、コスワースが対処するべきだ。緊急事態にメーカーへ依存しないでいいように、彼ら（コスワース）が準備万端でいなければならない。それがFIAの計画なのだから」とブラウンは答えた。

「英語からイタリア語へ翻訳する際に、誰かがひとつ言葉を付け加えて、レッドブルということになったと考えられる」とブラウンは付け加えた。

ブラウンのコメントを裏付けるように、ノルベルト・ハウグ（メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長）は、2011年に4番目のチームへエンジンを供給することが「非常に難しい状況だ」とトルコGPのときにドイツの記者へ語っていた。

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