ヒスパニア・レーシング(HRT)は、カナダGPまでに技術面での今後の計画を発表するようだ。
モナコでは、F1界の最高権威バーニー・エクレストンが、財政面で苦しんでいるHRTが無事にシーズンを終えられるよう支援していることを示唆し、大きな話題になっていた。
しかし『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』によると、実際にエクレストンが支援しているのは、HRTの技術施設設立に向けた取り組みであるようだ。HRTは今シーズン、ダラーラからシャシーの供給を受けたが、すでにHRTとダラーラの関係は絶たれている。
「この動きは、財政的な苦難という誤った報道に動揺していたF1のスペイン・コミュニティーを安心させるだろう」と『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』紙は報じた。
また先月には、HRTが2011年は独自にクルマを製造することを目指しており、間もなく風洞との契約が発表されるとの報道があった。
『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』紙も、来月のカナダGPまでにHRTのチーム代表コリン・コレスが計画を発表すると加えている。