フォース・インディアのリザーブドライバーであるポール・ディ・レスタが、スペインGPを前にした心境を語った。
Q:ポール、中国GPでもフリー走行に出走しましたが、トニオ(ビタントニオ・リウッツィ)のクルマに乗るのは2度目でしたね。2回目ということで楽にはなっていましたか?
ポール・ディ・レスタ(以下、ディ・レスタ):中国GPの1回目のフリー走行では、トニオのクルマに乗ったけど、マレーシアGPでもトニオのクルマには乗っていた。特徴を知っているし、そのクルマ担当のメカニックやエンジニアがどう働いていくのか分かっているから、2度目に乗るときには楽になるよ。
ディ・レスタ:そういったいい基礎や継続性があることで、タイヤやセットアップをどうするべきか理解するのに役立った。中国ではかなり難しいコンディションだったよ。とても寒くて、タイヤのコンパウンドがかなり硬かったから、タイヤを温めるのが非常に難しかった。
ディ・レスタ:そのおかげで、ウォームアップがどれほど不可欠なことなのか分かったよ。これも学習の1つだし、そのために僕はここにいるんだ。
Q:スペインでも走る予定になっていますが、今回はエイドリアン(スーティル)のクルマですね。
ディ・レスタ:今回はエイドリアンのクルマで走るけど、とても楽しみにしているよ。バルセロナのコースはまだ知らないんだ。実のところ、よく知っているヨーロッパのコースはホッケンハイムだけなんだけど、シミュレーターで走ってはいるし、木曜(6日)やセッション前にはいつも通りの準備をするから、スピードを上げるのに問題はないはずだよ。
ディ・レスタ:今回も学習することや、環境に慣れることに集中するけど、もう3回のセッションを経験しているから、プログラムにとても役立つデータをチームにもたらしたい。
Q:中国GP後には、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のレースを走っていましたね。F1からメルセデスのDTMマシンに乗り換えるのは難しかったですか?
ディ・レスタ:ほぼ毎週レースがあるから、これからはかなり忙しくなるよ! 中国の後、すぐにドイツまで飛んで、ホッケンハイムでのDTM開幕戦を走った。まあまあな週末で、レースでは4位になったけど、開幕としてはいいものだったね。
ディ・レスタ:いい形でのストレスだったし、先のことはあまり考えていない。そのとき自分のしていることに集中して、乗っているクルマの性能を出し切るようにするだけだよ。
ディ・レスタ:初めてDTMのクルマに戻った時は、特に難しいとは思わなかったけど、スペインでF1に戻った時にどうなるのか確認しないとね! 2つとも大きく異なっているけど、問題はないと思うし、2台の競争力が高いクルマに乗れるなんて、すごくいいチャンスだよ。