2011年F1のタイヤサプライヤーが次戦のスペインGPで決まることはなさそうだ。
ステファノ・ドメニカリ(フェラーリ/チーム代表)とFOTA(フォーミュラ1・チームズ・アソシエーション)会長のマーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン/チーム代表)は先日、来季ブリヂストンに代わるタイヤサプライヤー問題をバルセロナで解決されなければならないと語っていた。
「われわれがより多くのことを知れば、バルセロナで100%言えるだろう」とドメニカリが上海を飛び立つ前に話した。
しかし28日(水)にFOTAの会議が開かれた。会議後、ウィリアムズのテクニカル・ディレクターであるサム・マイケルは、スペインで決定するような感じではないと明かした。
チームが加入するFOTAは、来季ミシュランをサプライヤーにすることを同意したとこれまで考えられてきた。しかし、エイボンが、F1最高権威のバーニー・エクレストンと小規模チームが同意する可能性がある低価格でのタイヤ供給案を提示したとされる。
イタリアのピレリも来季にF1タイヤを供給することにかんして興味を示しているが、28日(水)のFOTAでの会議の大半は、ミシュランとエイボンについての話題だった。
「エイボンは(ミシュランより)安い。だが、彼らはこれまで多くの競争力のあるタイヤを造ってきたが、証明されていない製品である」とマイケルが『BBC』に語ったと伝えられている。
「ミシュランは、ごく最近までF1に関わってきた。彼ら(エイボンは)ミシュランより未知数。しかし、コストにかんしては有利である。それは、たぶんチームのコストは3倍以上の差になるだろう」とマイケルは付け加えた。