ペドロ・デ・ラ・ロサが、ザウバーでのシートを失う可能性があるとのうわさを否定した。
デ・ラ・ロサは長年マクラーレンでテストドライバーを務めていたが、その経験をザウバーに高く評価され、ザウバーでレース復帰することになった。
しかしザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーは最近、長年テストドライバーになっていたデ・ラ・ロサが再びレースに慣れるための時間を短く見積もりすぎていたかもしれないと語っていた。
これに対し、次のように語るデ・ラ・ロサのコメントを『AS』紙が掲載している。
「それについてはペーター・ザウバーに聞くのが一番だけど、僕は何も心配していないよ」
「僕はとても落ち着いているし、できるだけ長くここにいたいと思っている。そして成長したいとも思っているんだ。僕が考えているのはそのことだけだよ。(重要なのは)クルマを速くすること。うわさに付き合うんじゃなくてね。そんなの単なる時間の無駄だよ」
さらにデ・ラ・ロサは、ザウバーの2010年型車C29に苦戦しているとの意見も否定した。
「感覚を取り戻すのに3日かかったと思う。少しサビついていたんだよ。でもそれからは、かなりいい調子になっているし、うまく走れている」
「僕たちが抱えていた問題は信頼性の低さだよ。でも、あれはそれぞれ別の問題だったんだ。だから僕は、自分の仕事や、可能な時にポイントを取ることに集中しているよ」とデ・ラ・ロサは語った。
数社の大きなスポンサーを連れてパストール・マルドナードがザウバー入りし、シートを失うのはデ・ラ・ロサだとも言われているが、デ・ラ・ロサ本人は「単なるうわさだよ」とこの話を一蹴している。