2001年に自身のチーム、プロスト・グランプリが消滅して以来、初めてアラン・プロストとF1の関係が継続的なものになろうとしている。
4度F1チャンピオンに輝いたプロストは先週末のバーレーンGPで、スチュワードの1人としてレースの現場に立った。
これはF1を統括するFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長が始めた新しい試みであり、4人のスチュワードの中に経験豊富な元F1ドライバーを加えることで、スチュワードによる裁定のスピードと信用度を高めようというもの。
バーレーンGP前にプロストは、2010年シーズン中に再びスチュワードを務める可能性があると示唆しながら、こう語っていた。
「これは実験的なことだ。どうなるのか見てみようじゃないか」
バーレーンGPでは、スチュワードが活躍するような場面はなかったが、プロストは今後もスチュワードを務めるとして『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌へ次のように話した。
「今シーズン中に、3回か4回やるつもりだ」
すでに、1996年のチャンピオンであるデーモン・ヒル、アレキサンダー・ブルツ、ハインツ-ハラルド・フレンツェン、ジョニー・ハーバートなどもスチュワードになることが明らかになっている。
また、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、タイトルを2回獲得しているエマーソン・フィッティパルディもスチュワードになる可能性があるとのことだ。