フェラーリのフェルナンド・アロンソが、フェラーリでのデビュー戦に向けた心境を語った。
フェルナンド・アロンソ
「ようやくここまで来たよ! サーキット内外での忙しい2ヶ月を終え、ついにF1シーズン、僕にとってスクーデリア・フェラーリ・マールボロでの初めてのシーズンが始まる」
「新しいチームにはすぐに慣れたし、かなり面白いものになるはずの選手権が始まるのを待ちきれないよ」
「バーレーンには月曜(8日)に到着したけど、まだ冬が終わっていないようなヨーロッパとは大違いの気候だね。こっちは暑いけど、湿度は高くないから、外にいるととても気持ちいいよ」
「クルマやタイヤがとても高温な状況下でどういった反応を見せるのか確認できるから、気候は週末の重要な要素になる。2月のテストでは、気温が25℃以上になることはなかったけど、ここでは気温が30℃を超えている」
「こういったコンディションでタイヤがどのように機能するのか理解しないといけないし、去年のデータも相対的なものだからね」
「ルールも変わったけど、今年は今までとは違うレイアウトでレースが行われる。今日の午前中にレースエンジニアと自転車でコースを走ったけど、大きく変わっているし、より曲がりくねっていた。以前のようなストップ・アンド・ゴーではないよ」
「ここでのラップタイムは、選手権で最も長くなると思う、7km以上あるスパよりも長いくらいだよ。新しいセクションは中速コーナーの連続だから、これまでよりも多くのダウンフォースが必要になって、タイヤにはより厳しくなる」
「路面がかなり汚れているってことは忘れちゃいけないけど、金曜(12日)の午前中にたっぷりと走る理由はあるよ」
「シーズン開幕に向けて、ファンからの期待がとても大きいことは分かっている。準備は万端に整えられたと言えるよ。チームは集中して、献身的に作業を続けてきたし、その結果を見ることができると思う」
「信頼性はいいレベルにあって、パフォーマンスも最高なレベルだよ。F10は素晴らしいクルマで、何度も言ってきたことだけど、これまでに僕が乗った中で最高のクルマなんだ」
「だからといって、グリッド上で最高のクルマとは限らないし、タイトルを取れる保証もない。テストで分かったのは、バランスが最高だということ。ポジティブかネガティブか、ちょっとしたことで大きな差になる」
「確実に言えることは、きちんとシーズンスタートするため、僕たちは全力を尽くすということ。これはみんなに約束するよ」