ステファンGP、親会社に関する報道を非難

2010年のF1参戦が認められなかったことにはまったくふれずに、ステファンGPが親会社AMCOの信用度を疑う報道を非難した。

ケルンの『Express（エクスプレス）』紙は先日、ドイツ連邦軍とともに無人飛行機に取り組み、欧州宇宙機関のロケット、アリアン5にも貢献したとするAMCOの主張に疑問を投げかける報道を行っていた。

これに対しステファンGPが、これらの報道は「事実に基づいておらず、憶測とひどい翻訳によるものだ」と反論した。

だが、英語で書かれたこの声明には『official demanti』とういう見出しがつけられていた。『demanti』という単語は英語ではなく、いくつかの言語では『denial（否定）』という意味の言葉になるという。

ドイツ軍の無人飛行建造にかかわったと語ったことはないというのがステファンGPの主張だ。

「われわれのエンジニアの中にドイツ企業向けのエンジン製造にかかわった者がおり、そのエンジンの購入者が無人飛行機を建造したというのが正確な情報だ」

「われわれがいかなる形でも連邦軍と働いたと語ったり、それを示唆したりしたこともない」とステファンGPは声明に書いている。

さらにステファンGPは、当初の『Express（エクスプレス）』紙の報道で出てきたドイツの企業（ラインメタル・ディフェンス・エレクトロニクス社とシュリック社）について、なぜこの報道にかかわってきたのか「見当もつかない」と加えた。

「われわれのセルビアの従業員に関する説明は誤解されたものであり、センセーショナルな報道のために悪意を持って利用された。こういったねつ造は、われわれや他に言及された他社の信用を落とすためだけに行われた」とステファンGPは報道を批判した。

またステファンGPは、「アリアン5ロケットの部品」を製造したと主張している。

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