ステファンGPが、中嶋一貴をドライバーとして起用することを認めた。
ステファンGPはTMG(トヨタ・モータースポーツ有限会社)の支援を受け、トヨタが2010年のF1に向けて開発していたパッケージでのF1参戦を目指している。
ステファンGPのチーム代表であるゾラン・ステファノ・ステファンビッチは、19日(金)の朝8時にチームの2010年型車S01のエンジンが始動されたと『motorsport-total.com』へ明かした。
「準備はできている」
「何も問題はない。今からでも、例えばテストのためにレース・トラックへ行くことができる。だが、タイヤはまだ待っている状態だ」
ステファノビッチはこう語りつつ、クルマのカラーリングは自身の母国セルビアのナショナルカラーである赤であることを認めた。
さらにステファノビッチは、F1で唯一のタイヤサプライヤーであるブリヂストンがタイヤを供給できるのは、2010年の参戦を認められているチームのみであるとも語っている。
また、トヨタでシャシー部門の責任者を務めていたパスカル・バセロンが、ステファンGPでの同じような役職につくことも明かしている。
そして、以前からうわさされている中嶋との契約については、中嶋を起用する予定であると認めつつ、2人のドライバーとの契約をまとめることに集中していると語った。
「ジャック・ビルヌーブと最終的な署名を交わす直前であることに喜んでいる。また、サードドライバーとの交渉も大詰めの段階だ」
「また、われわれの1人目のドライバーは中嶋一貴だ」