ヴァージンの2011年シートを逃したギド・ヴァン・デル・ガルデとマネジャーは、2つ目の選択肢に取り組み始めた。
ファッションブランドであるマクレガーから支援を受けるヴァン・デル・ガルデは、ヴァージンの2011年シートを狙っていた。しかしヴァージンは21日(火)、ティモ・グロックが残留するとともに、ジェローム・ダンブロシオが2011年に加入することを発表した。
ヴァージンがこれを発表する前に、この件を知らされていたのか質問されると、ヴァン・デル・ガルデは母国オランダのメディアへこう答えた。
「いいや、事前に知らされてはいなかったよ」
「残念だけど、F1シートを獲得するのが難しいのは、初めから分かっていた」
「厳しいとしても、F1が目標であることに変わりはない。終わったことは忘れて、前に進み続けないといけない」
オランダの『formule1.nl』は、ヴァン・デル・ガルデがGP2でもう1シーズン過ごすか、ウィリアムズもしくはフォース・インディアのテストドライバーになる可能性があると報じた。
「まだ(ヴァージンのシートに関する)ニュースがあったばかりだよ。まずはマネジャーと一緒に、何が僕のキャリアにとって一番いいのか話し合わないといけないね」
「2つ目の選択肢は、GP2のチャンピオンになることだよ。(ウィリアムズ加入が決まった2010年GP2チャンピオン)パストール・マルドナードのようにね。彼は4年間GP2で戦ってチャンピオンになった」とヴァン・デル・ガルデは加えた。
ヴァン・デル・ガルデのマネジャーであるヤン・パウル・テン・ホーペンは、ヴァージンの発表によって、2011年にヴァン・デル・ガルデがF1にステップアップする可能性が小さくなったことを認めている。
「われわれには、ヴァージンとの現実的な選択肢があった。今もフォース・インディアを含め、2チームと話し合いを続けている」
「だが、F1では頼りになるものなど何もない。巨大なカジノみたいなものだよ」とテン・ホーペンは語った。