ヒスパニアが売り出し中との報道

2010年12月10日(金)
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ヒスパニア・レーシング(HRT)が、売りに出されているようだ。

HRTは最近、テレフォニカの元責任者フアン・ビリャロンガによる出資を受けていたが、スペインのスポーツ紙『AS』によると、HRTは現在「デリケートな状況」にあるらしい。

シャシーの技術提携について交渉を進めていたTMG(トヨタ・モータースポーツ有限会社)との話し合いも決裂し、HRTは、「クルマも本拠地もなく、ドライバーもおらず、スポンサーもついていない。あるのはコスワースエンジンだけ」という状態ということだ。

この状況を打開する解決策はないようで、もし今年に使ったダラーラ設計によるシャシーを来年も使用した場合、予選で107%ルールに抵触し、予選落ちになる可能性が高いという。「そのため、ホセ・ラモン・カラバンテ(HRTチームオーナー)やパートナーたちはチームを売りに出した」と報じられている。

『Diario AS(ディアリオAS)』によると、ビリャロンガによる出資が、ほかの出資者との交渉につながったようだ。主に、アメリカや南米の出資者と話をしているとのことだが、まだ契約はまとまっていない。

「買い手が見つかった場合、カラバンテがチームを手放すのは間違いない」とも報じられている。

先日には、HRTのチーム代表コリン・コレスが、2011年のドライバー決定は急がないとも話していた。

「急ぐ必要はない。締め切りは、開幕戦の3日前だ」

「2011年のクルマ? あるよ。今、製造しているところだ」とコレスは『422race.com』へ話している。

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