メルセデスGPはシミュレーション技術を向上させるべきとラウダ

2010年07月09日(金)
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メルセデスGPが今シーズン抱えている問題は、タイヤではなく、シミュレーション技術だ。ニキ・ラウダがこう語っている。

昨年のドライバーズ、コンストラクターズ両選手権を獲得したブラウンGPを引き継いだメルセデスGPだが、今年のブリヂストンタイヤを機能させることに苦しんでいる。メルセデスGPは、2010年型車W01をうまくタイヤに合わせられていないとされる。

しかし、F1で3度チャンピオンになっているラウダによると、実際に問題となっているのはコース上でのテストが禁止されたため、コンピューターやシミュレーションに頼るようになったことだという。

「全チームがタイヤについての不満を口にしているが、この問題は全員同じことだ」

「メルセデスGPの問題は、シミュレーションと現実の間にある差だよ。この分野で最も優秀なものが勝つことになる。マクラーレンとレッドブルだ」とのラウダのコメントを『Bild(ビルト)』が報じた。

また、イギリスGPが行われるシルバーストンでは7日(水)、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が意外なコメントを残した。現在、ポイントリーダーから93ポイント差になっているシューマッハは、今年のタイトル獲得は無理だとして、次のように語っていた。

「できるだけ多くのことを学び取って、来年に向けた準備を進める。僕のモチベーションはそこに向いているよ」

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