間もなく2010年の開発をあきらめるとも言われるメルセデスGPだが、所属するニコ・ロズベルグがチームの不調を嘆いている。
ヨーロッパGPでもチームメートのミハエル・シューマッハに予選で勝ったロズベルグ。それでもQ2で敗退しており、獲得したのは12番グリッドだった。
レースではほかのドライバーがペナルティーを受けたこともあり、ロズベルグは1ポイントを獲得したものの、シューマッハはノーポイント。メルセデスGPはこのヨーロッパGPへ、レッドブル流のエキゾーストシステムなど、数多くの改良を持ち込んでいたが、その効果は発揮できなかった。
レース後、クルマが進化しないことに怒りを見せていたロズベルグだが、レースから1週間たった今も失望を隠せない様子で、『Express(エクスプレス)』紙へ「悲惨だよ」と語り、こう続けた。
「タイヤの問題は、チームもきちんと把握している。この数週間、僕たちはトップに近づいていると言い続けてきたけど、何も変わらなかった。むしろ、後退しているくらいだよ」