以前はミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)を辛らつに批判したケケ・ロズベルグだが、再びシューマッハを批判することで話題を提供するつもりはないようだ。
当時フェラーリに所属していたシューマッハは2006年のモナコGP予選で、ラスカスにクルマを止めたことでフェルナンド・アロンソ(フェラーリ/当時ルノー)がポールポジションを獲得することを妨害したが、この件が今週末のモナコで再び大きな話題になっている。
1982年のチャンピオンであるケケはこの事件が起きた際、「われわれのスポーツをおとしめた」シューマッハは、これを「恥として引退すべき」だと批判。そればかりではなく、シューマッハの妻は「食事とセックス」をおあずけにするべきだとまで言っていた。
それから4年。ケケの息子であるニコ・ロズベルグはメルセデスGPでシューマッハのチームメートになっており、F1で最も有名なドライバーであるシューマッハとの間に問題が起きないよう、慎重な行動や言動を心がけている。
ケケはモナコで、『Bild(ビルト)』紙へこう話した。
「そのことについては、ずいぶん前にミハエルと和解した。今では何も問題はない」
「夏になれば雪も解けるものだ」