スーティル「ポイント獲得も可能」モナコGPプレビュー

2010年05月12日(水)
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フォース・インディアのエイドリアン・スーティルが、モナコGPを前にした心境を語った。

Q:スペインでは、トップ4チームのクルマに次いで7位でフィニッシュしましたね。どのようなレースでしたか?

エイドリアン・スーティル(以下、スーティル):全体的には前向きな週末だったよ。最高なスタートを決められて、1周目もうまく走れた。すぐに8番手まで上がっていたんだ。

スーティル:楽になると思えたけど、そんなことはなかったよ! ロバート・クビサ(ルノー)から、40周ずっとプレッシャーをかけられていた。彼は常に僕の背後に迫っていて、サーキットのいたるところで攻められていていたよ。

スーティル:僕が攻めて、少しギャップを広げることもあったけど、また彼が迫ってきた。レースの間ずっと、同じようなタイム、同じようなパフォーマンスで走っていたから、リラックスできる時間なんてなかったよ。

スーティル:彼の前にとどまって、ポジションを守ることができたからうれしかったよ。僕たちはルノーに近づいたし、彼らにレースで勝ったのは素晴らしいことだと思う。

スーティル:最後には、ラッキーなことにルイス(ハミルトン/マクラーレン)がコースアウトして、1つポジションを上げられた。7位は、今週末の僕たちにとって最大限の結果だし、ポイントを重ねることができてとてもうれしいよ。

Q:多くのチームがスペインに新パーツを持ち込んでいました。フォース・インディアの改良は比較的小さいものでしたが、それでも進歩しています。この先もまだ進化できますか?

スーティル:スペインには空力のメカニカルのパーツをいくつか持ち込んでいたけど、これはそれなりの進歩だったし、そのまえにもっと大きな進歩をしていた。モナコには別のパッケージを持っていくけど、これが大きな力になるはずだよ。

スーティル:あそこに行くのを待ちきれない。好きなサーキットだし、いい成績も残せそうになったこともある。“残せそうになった”だけだよ! キミ(ライコネン)に追突された2008年のことは忘れないよ。最高なフィニッシュになる寸前だったけど、実現はしなかった。

スーティル:今年はかなり違った状況になる。僕にはいいクルマがあるし、天候がどうなっても関係ないよ。もし予選をうまく戦えれば、それが重要になるんだけど、そうすれば1ポイントか2ポイント、もしくはそれ以上のポイント獲得も可能だと思う。

Q:あなたがおっしゃったとおり、この数年間よりもいい位置でスタートできていますが。これまでも印象的な走りはされていましたね。今年は予選やレースでトップ6に入ることも可能ですか?

スーティル:いつものように、モナコは何でも起こり得ると思う。何が起きるか予測できない。レースは長いし、ミスをする可能性も大きい。ずっと集中力を切らさないことが大切になるんだ。そうすればいい結果を残せる。それが僕たちの目標だよ。僕たちは、どのサーキットでもポイントを獲得したいと思っている。それが僕の希望でもある。

Q:雨が降らなくても大丈夫だとおっしゃっていましたが、雨で困ることもないですよね?

スーティル:困ることはないよ。雨は好きだしね。特にモナコなら好きだよ。ウエットのストリート・サーキットでどう走ればいいのか分かっている。トリッキーではあるけどね。

スーティル:すべてをうまくやるには少し運も必要になる。2008年も、すべてが順調だった時はそういたレースだった。路面が乾いた時にいいタイミングでピットストップをしていた。いい結果を得るには、いろんなことが必要なんだ。チームは判断をできると僕も自信を持っている。

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