クリスチャン・クリエンが、今週末の中国GPに向かうようだ。
2004年にジャガー(現レッドブル)からF1にデビューして以来、クリエンは初めてF1パドックで居場所を失っていた。
2006年にレッドブルのレースシートを失ったクリエンは、ホンダF1(現メルセデスGP)やBMWザウバーでリザーブドライバーを務めてきたが、今年はル・マンのプジョーチームでリザーブドライバーになっている。
クリエンは今週にフランスでル・マンのテストに参加する予定だが、週末には中国GPが行われる上海サーキットに姿を見せる予定だ。
ヒスパニア・レーシングのチーム代表コリン・コレスは先週、F1経験が豊富なドライバーに報酬を支払ってグランプリの金曜に走らせ、チームが使用するダラーラ製のクルマや、ドライバーであるブルーノ・セナやカルン・チャンドックのパフォーマンスを評価するつもりであると語っていた。
そのドライバー候補としては、クリエンや、フェラーリのリザーブドライバーであるジャンカルロ・フィジケラの名が挙がっている。
クリエンは、「F1での交渉があるため」2010年のプジョーでレースドライバーになることはできないと話していた。
さらにクリエンは、自身の公式ウェブサイトで次のように加えている。
「(プジョーとの)テストの直後、各チームと話を続けるため上海に飛ぶよ」
「これまでにもあったように、すぐに状況が変わることもある。それに、レースの現場にいるっていうのは、ショートカットするのと同じことなんだよ。それによってものごとが簡単に進むこともある」