F1では、レース中のピットストップを超高速化させる争いが激化している。
2010年は給油が禁止されることから、クルマをジャッキアップし、タイヤを交換するスピードによってピットストップの時間が変わってくる。
「われわれの記録は2.83秒だ」とウィリアムズのテスト責任者ディッキー・スタンフォードは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌へ語った。
フェラーリは素早く着脱できる新しいホイールナットを採用しているが、メルセデスGPの対策も明らかになった。
メルセデスGPはフェラーリのような信号システムをテストしており、クイック・レリーズ方式のジャッキもテストしている。動力装置によるジャッキアップを禁じるルールがあるため、このジャッキはメカニカルな仕組みで作動するようになっている。
25日(木)にはビタリー・ペトロフ(ルノー)とルノーのクルーがピットストップ練習を繰り返していたが、そのほとんどが約3秒だった。