SUPER GTを運営するGTA(GTアソシエイション)、Formula NIPPONを運営するJRP(日本レースプロモーション)、富士スピードウェイの3社が、”SUPER GP & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010”の大会概要を発表した。
15日(金)に開幕した東京オートサロンで行われた記者発表には、GTAの坂東正明代表取締役、JRPの中嶋悟取締役会長、富士スピードウェイの加藤裕明代表取締役社長が出席。11月13日(土)と14日(日)に開催される、国内トップの3カテゴリー合同イベントの概要について語った。
トップカテゴリーであるSUPER GPとFormula NIPPONが同日開催されるのは史上初のことであり、SUPER GTのGT500クラス、GT300クラス、そしてFormula NIPPONがそれぞれ約100kmの決勝を開催する。
記者発表の中で3代表とも、「モータースポーツの活性化」というキーワードを強調しており、不況の中で厳しい状況に立たされているモータースポーツ界を盛り上げるという意気込みを示していた。
まだ細かい点などは決まっておらず、検討中である部分が多いようだが、SUPER GTではウエイトハンデをなくし、まっさらな状態での戦いになるとのこと。
SUPER GTは、GT500クラスとGT300クラスは別々のレースになり、Formula NIPPONと合わせて13日と14日に3レースずつが開催される。
さらに、2人のドライバーが交代でレースを戦うSUPER GTは、13日にAドライバー、14日にBドライバーにするなど、2人のドライバーがレースに参加するようだ。
また、ドライバーのモチベーションを上げるためにも賞金などを設定するのかとの記者からの質問に対し、坂東会長は「やるよ!」と答えていたものの、こちらもまだ正式に発表できる段階ではないようだ。
SUPER GTのGT500クラスには、Formula NIPPONにも参戦しているドライバーが多いが、ともに選手権外のレースであるため、ドライバーからのクレームなどは心配していない様子だった。
両カテゴリーに参戦しているドライバーについて坂東会長は「賞金を出すんだから、いちいち文句は言わせない」と冗談交じりに語っていた。
レースの詳細については今後、随時発表されるとのことだが、2日間で合計6レースが行われるこのイベントは、モータースポーツのお祭りのようなイベントになりそうだ。