クリスチャン・クリエンが、テスト兼リザーブドライバーとしてヒスパニア・レーシング(HRT)と契約し、スペインGPでも金曜のフリー走行を走ることになった。
HRTのチーム代表コリン・コレスは、チームのレースドライバーが2人ともルーキーであることから、2人のレースドライバーを評価し、クルマの開発を進めるため経験豊富なドライバーをグランプリの金曜に走らせたいと話していた。
そして先月、HRTが山本左近とテスト兼リザーブドライバーとして契約したことが発表されており、スペインGPで左近が金曜日に走行する可能性が高いとされていた。
だが、今回HRTが契約したクリエンは、左近よりもF1での経験が豊富だ。クリエンはジャガーやレッドブルから約50戦に出場経験があり、その後、ホンダF1やBMWザウバーでテストドライバーを務めている。
コレスは、クリエンがスペインGPで7日(金)午前中のフリー走行で走ることを明かした。またクリエンは、2010年のル・マンに参戦するプジョーチームのリザーブドライバーも続けていくようだ。
5日(水)に発表されたリリースの中で、コレスは次のように語っている。
「彼は若くて速いドライバーだ」
「今週にバルセロナで彼を迎え、彼がチームに慣れるために価値ある時間を過ごせることを楽しみにしている」