レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、マレーシアGPで優勝した。
セバスチャン・ベッテル
「なんて日なんだ! スタートがうまくいって、ニコ(ロズベルグ/メルセデスGP)を抜いた。その後マーク(ウェバー/チームメート)に追いつくことができたよ。ターン1までは距離があって、アドバンテージは僕にあったから、ターン1への進入でチャンスをつかんで、そして前に出たんだ!」
「ターン2とターン3の立ち上がりはマークのほうがよかったけど、かなり滑りやすかったし、2人とも攻めようとしていた。僕たちは戦うためにここにいるわけだけど、常に敬意は持っているべきだし、僕たちはお互いに対する敬意を持っていると思う。もしマークが僕の立場にいたとしても、同じことをしたと思うよ」
「その後は、ライバルを引き離すことが重要だった。初めはマークのほうが少し速かったけど、僕たちのペースは同じくらいだと分かったから、ピットストップの前に引き離すため、僕はタイヤを温存しようとしたんだ」
「第2スティントはとても長くて、かなり暑かったから、汗が止まらなかったよ。身体的に厳しかったし、少しクールダウンするために雨が降って欲しいと思うこともあったほどだよ! 昨日はコンディションのせいで難しくなったけど、今日はドライのままだった」
「クルマは最高だし、今回もペースをたもって、タイヤをいたわることがカギになった。ブリヂストンの仕事も素晴らしくて、2つのコンパウンドは両方ともうまく機能していたよ」
「この2レースは期待していたような位置でフィニッシュできなかったから、僕たちにとってはとてもいいリザルトだった。チームに感謝するよ。シーズンは長いから、こんな時もパニックにならず、落ち着いていることが大切なんだ」
「レースを1位でフィニッシュして、ここ(トップ3の記者会見)に座っているのは、最高な結果だね。そして何より、マークが2位に入っている。チームにとっては大きくプラスになることだし、ポイントもたくさん獲得できた。とても、とてもうれしいよ」