グレーを基調にしたマシンが、バーレーンのフリー走行を走るまで1週間を切った。ヒスパニア・レーシングのグレーのマシンは、他の新規チームであるヴァージンとロータスを越える用意が整っているという。そう主張しているのは、ブルーノ・セナ(26)だ。
バルセロナでの合同テストのデータを調査したセナは、ヴァージンとロータスのタイムが、ダラーラ・アウトモビッリが造ったGP2のマシンよりも約1秒速かっただけだと指摘している。
ダラーラは、ヒスパニアのマシンも製造している。
「予想によれば、われわれは最初からGP2のマシンより少なくとも2秒速いはずだ」とセナがドイツの『motorsport-magazin.com』に語った。
しかし、2008年のGP2シリーズで2位だったセナは、自身のF1デビューが簡単に進むことは考えていない。
「明らかに、われわれにとっては容易になりそうではない」と認めたセナは、シーズン前のテストで一度もマシンを走らせていないのだ。
「例えば、カーボンの代わりにメタルのサスペンション構造でスタートするんだ。われわれのマシンは、最初から20kg重いよ」と付け加えた。