ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が、メルセデスGPの2010年型車はレースに勝てないかもしれないと語ったが、そのすぐ後にこの発言を撤回した。
F1合同テストが行われているバルセロナで、来月の2010年シーズン開幕戦でメルセデスGPは優勝候補になるのかと質問されたシューマッハは、「そうならないかもしれない」と答えていた。
しかしその翌日の27日(土)、雨が降る中で2万人のファンが集まったバルセロナで再びメディアの前に姿を現したシューマッハは、前日とは異なる発言をした。
「あれが第一印象だったけど、金曜(26日)の僕たちは他のチームよりもたくさんの燃料を積んでいたみたいだね。だからいいタイムではないように見えたんだよ」
「でも、そんなに悪くはないことをデータで確認できた。かなり納得できるものだったよ。実際にどうなるのか楽しみだね」
「昨日は少し悲観的になっていたけど、夜にデータを確認したら、思っていたよりもいいものだと分かった」とシューマッハは語った。
しかし、史上最多となる91勝を記録しているシューマッハだが、すぐに自身が優勝できないかもしれないと加えている。
さらにシューマッハは、シーズン序盤には数チームがトップを争いそうだと語りつつも、フェラーリが「今は目標になっているようだね」と認めていた。