マクラーレンがカナダのPLM(製品ライフサイクル管理)専門企業プロセシア・ソリューションとのパートナー契約を発表した。
工業製品の開発から製造までを一括管理するPLMをF1マシンの設計や製造にも取り入れることにより、F1においても生産性や効率を向上させることができ、大きな課題になっているコスト削減を実現できるとマクラーレンは述べている。
プロセシアは、以前からルノーのパートナーになっていた企業であり、先日にはルノーとのパートナーシップが延長されたことが発表されていた。
ジョナサン・ニール(マクラーレン/マネジングディレクター)
「F1チームでは、ラップタイムを短縮させながら、生産性を向上させ、生産にかかる時間やコストを抑える方法が常に模索されている」
「プロセシア・ソリューションとのパートナーシップにより、F1チームで要求される、さまざまな効率化の他にも、多くの合理化を図ることができ、われわれに大きなアドバンテージをもたらしてくれるだろう」
ビンセント・フレイザー(プロセシア・ソリューション副社長)
「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスとのパートナーシップは、ヨーロッパでのプロセシア・ソリューションの普及にとって大きな一歩になる」
「世界でもっとも厳しく、要求も高く、ミスの許されない環境であるF1で、製品ライフサイクル管理におけるわれわれの能力を証明することができ、うれしく思っている」