チーム・ロータスが独自の風洞を稼働させるまでには、しばらく時間がかかるようだ。同チームの技術責任者マイク・ガスコインが語った。
2010年シーズン終盤、チーム・ロータスのチーム代表トニー・フェルナンデスは、チーム本拠地のあるヒンガムで、すぐに風洞を建設すると発表していた。
しかし、『paultan.org』からこの計画が来年に実現するのか質問されたガスコインは、次のように答えている。
「いいや。“すぐに”というのは、18ヶ月から2年ということだ。今は計画を練っている段階だよ」
さらにガスコインは、レッドブルやルノーといったチームの歴史が、F1ですぐに成功するのは難しいことを示しているとも語った。
「タイトルを勝ち取ったことのあるチーム(ベネトンを買収したルノー)でさえも、チャンピオンになるには5年を要した」
「われわれは、あらゆる面を進化させているところだ。いいスタートをきることができたが、これは長い道のりの第一歩に過ぎない」
また、イギリスで風洞を建設するということは、当初チームが発表していたマレーシアへの本拠地移転がなくなったことを意味するものではないともガスコインは話している。
「今でもクアラルンプールで、何かを立ち上げたいと思っている。おそらく、セパンになるだろう」とガスコインは加えた。