ローマ、F1初開催は2013年?

2010年12月23日(木)
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イタリアGPの開催地モンツァ、イタリアの自動車メーカーであるフェラーリ、そして地元住民から反対の声がでているが、ローマでの市街地F1レースのプロモーターであるマウリツィオ・フラミニは、レース開催計画を進めていくと語った。

モンツァやフェラーリなどは、1国1開催の原則を守るべきだと語っており、ローマでのレース開催地候補になっているエウル地区では、住民の80%以上がレース開催に反対しているとの調査結果も出た。しかしフラミニは、12月下旬には最終計画が審査されるとして、『Il Riformista(イル・リフォルミスタ)』とのインタビューで次のようにコメントした。

「通常の手順で言うと、これには少なくとも60日かかる」

「年末までに承認を得ることができていれば、2012年に向けた準備が整っていただろう」

「イタリアでは、(2013年に向けて)準備が整っている。そして、F1サーカスのほうでも、われわれを歓迎してくれるだろう。数日前にバーニー・エクレストン(F1最高権威)と話をしたが、計画を進めるように言っていたよ」

「準備が整えば、最終的な合意を結ぶ」

「初レース? 2013年になると思っている」

2010年シーズン中には、すでに最終合意が結ばれたとの報道もあったが、フラミニは次のように説明した。

「われわれは、少なくとも2年間の予備的な合意に署名した。エクレストンはわれわれに手を貸しているが、彼は遅延を懸念している」

「競争は激しい。(F1開催を)目指しているサーキットが、ほかにも30以上ある。もし急がなければ、われわれはこのチャンスを失ってしまう」

さらにフラミニは、大気汚染の増加を指摘する声など、ローマでのF1開催に反対する意見に反論した。

「冗談だろ! 数日間は、5キロのサーキットの中に何千台もの車ではなく、24台しかいなくなるのだから、むしろ感謝されるべきだ」

「渋滞? 調査によると、25%増加することになっている。だが、これは8月のことだ。年間の平均よりも、車の数が50%少なくなる時期のことだ」

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