ジェローム・ダンブロシオ、資金持込を認める

2010年12月23日(木)
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2011年にヴァージンでF1デビューを果たすことが決まったジェローム・ダンブロシオが、同チームへ資金を持ち込むことを認めた。

ダンブロシオ加入が発表された際、ヴァージンのチーム代表ジョン・ブースは、今季終盤にヴァージンから金曜のフリー走行に出場していたダンブロシオが、「完全に実力で」選ばれたと話していた。

しかし数週間前には、ティモ・グロックのチームメートとしてヴァージンの2011年シートを獲得するには、500万ユーロ(約5億4,000万円)を支払えばいいとの報道があった。

そして10月下旬には、ダンブロシオのマネジメントを担当しているグラビティが、必要になるパッケージの「95%を集めた」と語っていた。グラビティは、ロータス・ルノーGPのチーム代表エリック・ブーリエが率いるスポーツ・マネジメント企業だ。

また、ダンブロシオ本人も今週、母国ベルギーのテレビ『RTL』へ次のように認めている。

「もちろん才能もあるけど、商業的な面もあるよ」

「ベルギーには、僕に協力してくれる人たちやパートナーがいるし、ずっと僕と一緒にやってきたエリック・ブーリエやグラビティもいるからね」

「(契約に)署名するのに必要なパッケージをまとめることができたんだ」

資金の持ち込みを認めたダンブロシオだが、2011年シーズンは、自身の長いF1キャリアの第1歩になると考えている。シート獲得のニュースを聞いた時のことについて振り返りながら、ダンブロシオはこう加えた。

「カンガルーのようにジャンプしたよ!」

「特別で、最高なことだったけど、これで終わりじゃない。すでに新しい目標があるからね。できるだけ長く(F1に)とどまることだよ」

「今のところ、最高な結果を手にしている。小さなころからずっと、F1に来ることを夢見ていた。16歳のときから、これが目標になっていたんだ」

そしてダンブロシオは、F1での初シーズンに向けて次のように語った。

「一番重要なのは、自分のことに集中し、コースへ出るたびに何かを学ぶことだね」

「幸運にも僕には、グランプリで表彰台を獲得した経験もあるティモ・グロックというチームメートがいる。これは、僕にとって貴重な経験になるよ」

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