2012年から開催予定のアメリカGPの主催者が、オースティン郊外でのサーキット建設計画を統括団体FIA(国際自動車連盟)に提出した。
FIAのサーキット委員会の次回会議は2月に予定されていることから、建設計画の提出はもう少し遅くなるとみられていた。
「早期に(計画を)提出したことは、予定されている2012年の初開催に間に合わせる能力がわれわれにあることを示すものだ」とプロモーターのタボ・エルムンドは語っている。
『Austin American Statesman(オースティン・アメリカン・ステイツマン)』によると、FIA議会のニック・クロウ議長が、オースティンのサーキットも担当するサーキットデザイナー、ヘルマン・ティルケの事務所で働くピーター・ウォールや、エルムンドらと10月に会っていた。
「彼らが(計画を)気に入ると大きな自信を持っている」
「ティルケはこういったことを百万回やってきているので、何が必要なのか分かっている。すべて土木工学だよ。大量の文書、分厚い本だ」
「アップグレードなどを含め、どういったコースになるかという青写真だよ」とエルムンドは語っている。
建設計画が提出されたことから、F1サーキットに義務付けられている認証を得るプロセスがスタートすることになる。
「認証を得ることができ、FIAサーキット委員会から前向きな意見を得られるよう期待している。サーキット委員会は、2月の会議でわれわれの計画を審査する予定だ」とエルムンドは認証を得ることに自信を見せた。