トヨタ、ヒスパニアとの提携について発表

トヨタが、ヒスパニア・レーシング（HRT）との技術提携は行わないと発表した。

HRTはトヨタと技術提携の交渉を進めており、15日（月）に契約締結が発表されると報じられていた。この契約には、トヨタが2010年のF1に向けて開発していたものの、トヨタのF1撤退によって実戦で使われることのなかった2010年型車TF110の使用も含まれているとの報道だった。

予想されていたとおり、トヨタのF1活動を行っていたトヨタ・モータースポーツ有限会社（TMG）は、15日に声明を発表。しかし、その内容は予想とは正反対のものだった。

「トヨタ・モータースポーツ有限会社（TMG）は、ヒスパニア・レーシングF1チーム（HRT）とのすべての協力関係を打ち切り、今後、再開されることがないと発表する」

「TMGは現行F1カーの知的財産を保有し続け、ハイパフォーマンス・エンジニアリング・サービスのため、ほかのプロジェクトの実施や新規顧客のサポートを自由に行える」

「TMGは、HRTが契約上定められた債務の支払い義務を果たさなかったことを残念に思う。この件に関して満足のいく結果を得るため、あらゆる手を尽くしていく」とTMGは発表した。

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