2010年韓国GP決勝の結果

2010年10月24日（日）

2010年F1第17戦韓国GPが10月24日（日）、韓国インターナショナル・サーキット（1周／5.621km、決勝55周／309.155km）で3日目を迎え、15時すぎ（日本との時差なし）から決勝が行われ、フェルナンド・アロンソ（フェラーリ）が優勝した。

レース開始時の天候は雨、気温19℃、路面温度は18℃。雨のため、スタート時間が10分延期され、セーフティカー先導でスタートしたが、あまりにも路面の状態が悪いため、レースは中断された。その後、セーフティカー先導のままレースが再開されたが、路面に水が多く、各車が巻き上げた水煙で視界は非常に悪い。セーフティカーの先導が続いたが、18周目から本格的にレースがスタートした。

しかし、2番手スタートのマーク・ウェバー（レッドブル）が19周目にクラッシュ。選手権トップのウェバーがまさかのノーポイントに終わった。ポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテル（レッドブル）は堅実な走りでトップの座を守ったものの、後続ではコースオフやクラッシュが目立っていた。

レース終盤にはベッテルのエンジンにトラブル。ベッテルもリタイアとなり、レッドブルにとっては悪夢の週末となった。これでトップに立ったのはフェルナンド・アロンソ（フェラーリ）。

日没の時間が近くなったことで、非常に暗くなっていたが、レースは続行され、全55周を消化。コースオフするクルマが多かったこともあり、泥水にクルマを汚す中、アロンソが初開催の韓国GPで優勝。ドライバーズ選手権でも首位に浮上した。なお、小林可夢偉（ザウバー）は8位入賞を果たし、ポイントを獲得している。

2位から10位までの結果は次のとおり。

2位ルイス・ハミルトン（マクラーレン）、3位フェリペ・マッサ（フェラーリ）、4位ミハエル・シューマッハ（メルセデスGP）、5位ロバート・クビサ（ルノー）、6位ビタントニオ・リウッツィ（フォース・インディア）、7位ルーベンス・バリチェロ（ウィリアムズ）、8位小林可夢偉（ザウバー）、9位ニック・ハイドフェルド（ザウバー）、10位ニコ・ヒュルケンベルグ（ウィリアムズ）までがポイントを獲得した。

山本左近（ヒスパニア・レーシング）は15位だった。

このレースのファステストラップは、フェルナンド・アロンソ（フェラーリ）が42周目に記録した1分50秒257だった。

2010年のF1も残り2戦となった。次なる戦いの舞台は南米ブラジル。インテルラゴスで開催されるブラジルGPは、11月5日（金）現地時間10時（日本時間21時）に開幕。決勝は11月7日（日）現地時間14時（日本時間8日1時）にスタートする。