今後F1カレンダーに加わる新サーキットは、韓国GPのようにレース開催のギリギリまで最終査察を延期するようなことができなくなる。
規定では、統括団体FIA(国際自動車連盟)による査察を初レースの90日前までに受け、コースの認証を受けることが義務付けられている。
しかし韓国GPでは、サーキット建設が大幅に遅れたことから、FIAは最終査察の日程を延期し続け、実際にコースが認証を受けたのはグランプリ開幕まで2週間を切った段階だった。
「また同じことが起きるか? ノーだ」とFIA議会のニック・クロウ議長は語っている。
クロウは、今後開催される予定のインドGPやロシアGPも90日規定の対象になると語り、11月に行われるFIAの会議で、ほぼ間違いなく、この規定が厳格化されると話した。
「イベントをやってみて“なんてことだ、間違ってしまった”などという事態になるよりは、全員の利益を守ることにつながるだろう」とクロウは説明する。