韓国GPの主催者が、サーキット建設工事の遅延による混乱について、ファンやF1関係者に謝罪した。
2010年に初開催となる韓国GP。しかし、レースが開催される韓国インターナショナル・サーキットの建設工事は大幅に遅れ、グランプリ開催前日になった21日(木)の段階でもサーキットでは工事が続いている状態だ。
最近に敷設したばかりの路面にはオイルが浮いた状態になっているなど、数多くの問題も指摘されているが、サーキットはF1開催に向けた認証を受けている。しかし、サーキットの多くの部分が未完成のまま。こういった状況になってしまったことについて、プロモーターであるKAVOのチャン・ユンチョCEOが謝罪した。
「コースそのものは問題ないが、そのほかについては、あまり満足していない。計画から2ヶ月遅れになっているためだ」とユンチョは『Autosport(オートスポーツ)』へ語り、さらに続けた。
「そのため、すべてを終えるのに十分な時間がなかった。レースが始まっても、黒いアスファルトとクルマしかない状態であることを、観客の皆さまには申し訳なく思っている」
「皆さんが、予想していたよりもいいサーキットだと言ってくれている。しかし、私としては非常に残念に思っており、100%満足しているわけではない」