数日後に初開催が迫った韓国GPだが、主催者は懸念が集まっている路面への対応に追われている。
韓国GPの舞台になる韓国インターナショナル・サーキットでは、最近になって路面の最上層の敷設が終了したばかり。そのため、表面からオイルがしみ出し続けており、主催者側は粉状のセメントをまくことで対応しているという。
しかし、先月に同サーキットでデモ走行を行っていたカルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)は、安全面の問題はないとして、『Telegraph(テレグラフ)』へこう語っている。
「悲惨なことになるなんて、1秒たりとも考えたことはないよ。不正確なうわさが多すぎる」
だが、実際にレースを戦うことになるドライバーからも路面の問題を懸念する声は聞こえている。
ザウバーのニック・ハイドフェルドは、「ドライバーとしては、路面がきちんともつのかという点が、一番重要なんだ」と語った。
メルセデスのニコ・ロズベルグも、「アスファルトが最後までもってくれることを願っている」と語り、ジェンソン・バトン(マクラーレン)は「予想外の問題が出てくると思う」と話していた。
しかし、選手権トップに立っているマーク・ウェバー(レッドブル)は、「みんな(韓国へ)行かなきゃいけないんだし、コースを確認して、仕事をするだけ。それはみんな同じことだよ」と冷静なコメントを残している。