ヒスパニア・レーシング(HRT)のチーム代表コリン・コレスが5日(火)、山本左近とブルーノ・セナが同チームから日本GPに出場する予定だと語った。
HRTは5日に、ドライバーコメントが入っていない日本GPのプレビューを配信したことで、さまざまな憶測を巻き起こしていた。
HRTには左近とセナのほか、カルン・チャンドックとクリスチャン・クリエンも所属しており、これまでにこの4人全員がレースへ出場している。
イギリスGPでレースに出場して以来、左近がシーズン終了までレースに出場するとみられていた。しかし、前戦シンガポールGPで左近はレース出場を逃し、左近の代わりにクリエンがレースに出場していた。
左近が欠場した理由についてHRTは、「食中毒」だと説明したものの、シンガポールでHRTがクリエンの母国オーストリアからスポンサーを獲得していたこともあり、実際には食中毒が交代の原因ではなかったとの見方もある。
いずれにしろ、レースに出場したクリエンはチームメートであるセナに予選で勝つなど、高いパフォーマンスを発揮していた。しかしコレスは5日、『motorsport-total.com』へ次のようにコメントした。
「レギュラードライバーで戦うことを予定している」
「セナとヤマモトだ」
その一方でコレスは、確実にこの2人がレースに出場するとは断言しなかった。
「何が起きるか分からないからな。誰かが足を折ったらどうする?」とコレスは不吉なコメントを残した。