チームオーダーを発令したフェラーリのペナルティーを検討する公聴会に、ウィリアムズやザウバーのチーム首脳が書面で意見陳述を行い、フェラーリを擁護していた。
この公聴会後、フェラーリにはさらなるペナルティーを科さないことが決定したが、統括団体FIA(国際自動車連盟)が裁定の全文を発表したことで、書面の存在が明らかになった。
報道によると、ウィリアムズのチーム代表フランク・ウィリアムズとザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーによる書面を、フェラーリの弁護士が提出したようだ。
「世界モータースポーツ評議会(WMSC)の審議グループは、チームオーダーを明確に支持する意見があることを確認した」とFIAが発表した文書には書かれている。
ザウバーとウィリアムズの意見陳述により、チームオーダー禁止ルールには「不明確で複雑」な状況があると確認され、チームオーダー禁止ルールを再検討することになった。
またFIAは、チームオーダー発令を「認知し、取り締まること」が困難であるとも認めた。