大きな話題となったレッドブルの新フロントウイングは、フォース・インディアのウイングにヒントを得て設計されていたようだ。
イギリスGPでは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がフリー走行中に2つしかない新型ウイングの1つを壊したため、チームメートであるマーク・ウェバーのクルマから新型ウイングを取り外し、ベッテルのクルマに装着されたことが大きな話題になっていた。
ウェバーがイギリスGPの予選と決勝で使用した旧型ウイングと、ベッテルが使用した新型ウイングは、エンドプレートとカメラの搭載方法に違いがある。
F1では、数カ所にカメラを取り付けることが義務付けられているが、今年はほとんどのチームがフロントノーズの左右どちらかにカメラを装着している。しかしレッドブルの新ウイングでは、フロントウイングのメインエレメントのすぐ上、フロントウイングを支える支柱の間にカメラが装着された。
『Autosprint(オートスプリント)』によると、これはもともと、フォース・インディアのアイデアだったという。しかし、イギリスGPでフォース・インディアは、従来どおりフロントノーズの横にカメラを装着していた。