来年のヨーロッパGPを前に、会場となるバレンシア市街地コースのレイアウトが変更される可能性がある。
今年で3回目のF1開催となったバレンシアだが、このコースはオーバーテイクが不可能だと批判を受けている。これを受けてプロモーターであるバルモア・スポーツは、安全性とオーバーテイク増加のため、数々の変更を検討していると発表した。
「変更案を示し、ドライバーからの意見を聞きたい」
「コースの数カ所で一連の変更を検討している。大きなものは3つだ。これでオーバーテイクが増えるのか確認する」とバルモアのホルへ・マルチネス社長は語った。
アスパーのニックネームを持つマルチネスによると、イギリスGPが行われるシルバーストンで主催者側とドライバーが話し合いを行い、統括団体FIA(国際自動車連盟)も変更を確認するという。
今年のヨーロッパGPでは、コース上に落ちていたガラス瓶をレース中にマーシャルが回収していた。マルチネスもこの一件に対する懸念を示しているが、怒ったファンが投げ入れたものだとするフェラーリの意見には賛成していないようだ。
「なぜあそこにガラス瓶があったのか確認できていない。誰かが投げ入れたのなら、割れていただろう」
「これは、避けるべき事態であるが、どこでも起こりえることでもある」