レッドブル、チーム本拠地で緊急ミーティング

セバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバー（ともにレッドブル）によるクラッシュで生まれたわだかまりを解消するため、レッドブルが数日以内にチーム本拠地ミルトンキーンズで緊急ミーティングを行うようだ。

「目標は速い方のドライバーでタイトルを勝ち取ること。個人的な利益ではなく、全体の利益を追求することがチームの成功につながる」

「2人のドライバーが一緒にディナーへ行く必要はないが、協力する必要はある」とレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、テレビ番組『Sport und Talk aus dem Hangar 7（シュポルト・ウント・タルク・アオス・デム・ハンガー7）』で語った。

ウェバーとベッテルがクラッシュしたとき、ウェバーは燃料を節約するモードで走っていたが、ベッテルはウェバーよりも多く燃料が残っていたため、まだ燃費モードにはなっていなかった。

マルコは、チーム側がこの事実をウェバーのレースエンジニアであるシアロン・ピルビームに伝えたものの、ピルビームはウェバーにこの情報を教えなかったと語っていた。マルコは今でも、クラッシュする前にピルビームがこの情報をウェバーに伝えるべきだったと話している。

「（ピルビームが情報を伝えなかった）理由は、ハッキリとしていない。彼はきちんと対応しなかった」とマルコはコメントした。

また、ウェバーのみに燃料を節約するよう指示したのはチームオーダーだとの意見もあったが、マルコは次のようにこれを否定している。

「ウェバーへのメッセージは、“君は遅すぎる。このペースだと、ハミルトン（ルイス・ハミルトン／マクラーレン）に抜かれる。もしベッテルの方が速いなら、彼とは争うな。ハミルトンに集中しろ”というものだったはずだ」

「これはチームオーダーではない」

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