ルノーのロバート・クビサが、トルコGPを前にした心境を語った。
Q:モナコでは表彰台を獲得しましたが、今回はトルコのイスタンブール・パーク、まったく違う種類のサーキットです。今の段階では、どのようなことを期待していますか?
ロバート・クビサ(以下、クビサ):モナコのレースでは、今シーズンこれまでで最高なパフォーマンスを見せられたけど、これによって楽観的になりすぎてはいけない。あのペースを今週末も発揮するのは難しいからね。
クビサ:でも、サーキットの特徴は僕たちのクルマがいいパフォーマンスを見せていたバルセロナに似ているから、トルコでも高い競争力を発揮できると思う。それに、今回のレースに投入する改良で前のクルマとのギャップが縮まって、バルセロナよりも少し前のポジションで予選を終えられると思う。
Q:6レースを終えた段階で、選手権トップとのポイント差はレースの1勝分以下ですね。今シーズンが開幕した時、こんなことが可能だと思っていましたか?
クビサ:冬のテストで、このクルマがどんなことをできるのかある程度分かっていて、このクルマの長所も分かっていたし、そこを最大限に生かすことに取り組んでいた。でも、こんなに多くのポイントを獲得したのは少し驚いたけど、これはチームとして僕たちがいい働きをできたことの証明だと思う。
クビサ:僕たちは巡ってきたチャンスをモノにしてきた。特にオーストラリアのように変わった展開のレースや、ウエットの予選になったマレーシアでね。
クビサ:モナコのようにクルマのパフォーマンスがいいときにもチャンスを生かしてきたから、自分たちの成し遂げてきたことには満足できると思う。それに、毎週末クルマに新パーツを投入するため、ファクトリーで懸命に作業していることを誇りに思える。
クビサ:でも、まだシーズンが長いことも分かっているから、全力で攻め続けて、クルマを進化させ続けないといけない。
Q:イスタンブール・パークについては、どう思いますか?
クビサ:特に第1セクターには素晴らしいコーナーがあるし、近代サーキットの中では間違いなく最高な部類に入ると思う。最終セクターは低速コーナーばかりで少し“ミッキーマウス(退屈)”な要素もあって、第1セクターとは正反対になっているから、セットアップでの妥協が必要になる。
クビサ:それに、とても挑戦しがいのあるターン8もあるから、燃料を満タンにしたレース序盤がかなり興味深くなるよ。