フォース・インディアのビタントニオ・リウッツィが、モナコGPを前にした心境を語った。
Q:スペインの週末はいかがでしたか?
ビタントニオ・リウッツィ(以下、リウッツィ):初めからバランスの問題を抱えていたから、とても長い週末になったよ。金曜と土曜の午前中はタイヤに問題があって、その後はスロットルの問題だった。残念なことに予選前の午前中に走ることができなかったから、少し状況が見えない状態で予選を迎えていた。
リウッツィ:もちろん、最高な状況ではなかったし、それがスターティング・グリッドに大きな影響を与えたよ。そして今回もそれがレースでのパフォーマンスに影響した。冬のテストで僕たちはバルセロナで速かったら、期待が大きかっただけに残念だったよ。
Q:レースでは早めにピットインしていましたが、トラフィックにつかまりましたね。フラストレーションがたまりましたか?
リウッツィ:あんなに後ろからレースをスタートすると、順位を上げていくのはかなり難しいんだ。第1スティントではソフト側のタイヤに少し苦しんでいた。予選後にクルマの状態が理想的ではなかったんだけど、パルクフェルメルールがあるからもう変更はできなくて、急激なアンダーステアやオーバーステアにかなり苦しんでいたんだ。
リウッツィ:最終的には、レースのある段階でかなりいいラップタイムを記録できていたから、その面では満足していいと思う。13位でフィニッシュできる可能性もあったけど、問題が起きて止まってしまった。
リウッツィ:原因は今調べているよ。それでも、エイドリアン(スーティル/チームメート)がポイント圏内でフィニッシュしたからチームにとってはいい週末だったし、モチベーションは高いままだよ。
Q:モナコはあなたにとって、50戦目になりますね。どんな心境ですか?
リウッツィ:数えていなかったけど、教えてもらってよかったよ! 自分がこんなに長くF1にいることを知れて良かったし、50戦出走は大きなことだよ。特に、モナコでそれを達成できるのはうれしいね。大好きなコースだし、最高なレースで、ここがいつもハイライトになるんだ。自分の50戦目をポイントで祝いたいよ。
Q:あなたが最後にモナコを走ったのは2007年ですね。このコースは非常に独特ですが、また覚えなおす必要がありますか?
リウッツィ:コースを覚えなおす必要はないよ。F3000でかなり走っているし、その後もF1で3年走ったからね。でも、最後にモナコを走ってからクルマは大きく変わっているから、こういったダンフォースが大きくて、曲がりくねっているサーキットでのハンドリングに慣れる必要はあるね。
リウッツィ:Q1で24台のクルマが走ることになるから、予選は間違いなく厳しくなる。うまく戦うためには懸命に作業する必要があるけど、レースはドライバーにとってスリル満点だよ。最大限の走りをして、ポイントを持ち帰ることを目標にしている。