元F1ドライバーのデレック・ワーウィックが加わっているスペインGPのスチュワード団にとって、大忙しの週末になっている。
まずスチュワード団は、ギアレシオの設定を規定された時間内に申告しなかったとして、ヴァージンの2台に対する5グリッド降格の処分を決定。
8日(土)のフリー走行でクラッシュし、ギアボックスを交換したビタリー・ペトロフ(ルノー)も5グリッド降格になり、カルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)もギアボックスを交換して5グリッド降格となった。
8日のフリー走行終盤には、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)がコース上にクルマを止めていたが、こちらも原因はギアボックスだとみられたが、フォース・インディアは電子機器のハードウエアを修復したため、ギアボックスは交換しなかったようだ。
しかしこのフリー走行後、トップになったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を含めた5名のドライバーがスチュワードに呼び出された。これは、イエローフラッグ無視のためだとみられている。
ベッテルの他には、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)が呼び出されていたが、ペナルティーが科されることはないとみられる。
また、ブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)はピットレーンでのスピード違反のため、1,400ユーロ(約16万円)の罰金となった。