ヒュルケンベルグ、バリチェロの速さに驚く

2010年04月26日(月)
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F1最多出走記録を更新中であるルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)の走りをチーム関係者が称賛していたが、チームメートであるニコ・ヒュルケンベルグもその走りには驚いているようだ。

2008年シーズン、当時ホンダF1に所属していたバリチェロは、チームの不振もあって失意のシーズンを過ごし、F1を引退するとも言われていた。

しかし、チームがブラウンGPに生まれ変わった翌年、チームはバリチェロを残留させ、シーズン後半には最終的にドライバーズチャンピオンになったジェンソン・バトン(現マクラーレン)をパフォーマンス面で上回ることも多かった。

そして2010年シーズン、バリチェロはウィリアムズへ移籍し、現GP2チャンピオンであり、高く評価されていたヒュルケンベルグにとって、良いお手本になっている。

「彼がどうやってトップからたったコンマ8秒遅れでクルマを走らせているのか、不思議でしょうがないよ」

「それに、クルマがほんとうに走らせづらいとき、ルーベンスは僕には想像もできないようなラップを走るんだ」とヒュルケンベルグは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌へ語った。

しかしヒュルケンベルグは、この状況を前向きに考えているようで、次のように加えている。

「彼は去年に勝てるクルマに乗ってレース優勝していた経験豊富なドライバーだよ。もし予選で彼に迫って、決勝で彼に勝てたら、僕にとっては成功だね」

バリチェロに追いつくには時間がかかるかもしれないが、ヒュルケンベルグは心配していないと語る。

「今年は学習の年だし、成長していくプロセスの一部なんだ」

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