セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は開幕からの2戦で、トラブルのために優勝を逃していたが、中国GPに向けて幸先の悪いスタートを切ってしまった。
ベッテルの乗ったエアバスA340がチューリッヒ空港から上海に向けて飛び立とうとした際、4つあるエンジンの1つにトラブルがあったため、パイロットが離陸を中止したのだ。
この飛行機は乗客を乗せたままゲートへ戻り、4時間以上の遅れが出たとのことだ。この飛行機にはベッテルの他、有名カメラマンであるマーク・サットンやザウバーのチームメンバー多数が搭乗していたという。
飛行機のトラブルに見舞われたベッテルだが、開幕からの数戦でレッドブルが抱えた信頼性の問題により、タイトル獲得が遠のいたとする意見を次のように否定している。
「僕たちはレースするためにここにいるんだよ。レーシングカーは限界で造られているものだから、何かが壊れることもある。このまま続けていくし、僕たちは復活できることを証明した」