デビッド・クルサードが、2010年にDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)へ参戦する契約をメルセデスと結ぶ寸前であることを示唆した。
クルサードは何度かメルセデスからDTMのテストに参加していたが、アドバイザーを務めるレッドブルとメルセデスの関係が悪化しているため、DTM参戦が実現しない可能性もあると言われていた。
「残されているのは、ノルベルト・ハウグ(メルセデス/モータースポーツ責任者)と一緒に詳細な点を決めることだけだよ」27日(土)で39歳になるクルサードはこう語った。
レッドブルは、メルセデスGPが最近にレッドブルのライバル企業であるエナジードリンクメーカー、モンスターとスポンサー契約を結んだことにも不満を抱いているとされる。
だがクルサードは、今でもDTM参戦が実現すると考えているようだ。
「たぶん、今週末のオーストラリアで彼(ハウグ)と話す機会があると思う。それが無理だったら、(4月下旬にDTMが)ホッケンハイムで開幕する前に彼と話すよ」
「僕にとって、契約を保証するものは握手で十分だよ」とクルサードは語っている。
クルサードは『BBC』で解説を務めているが、今後も解説者としてグランプリに姿を見せるようだ。
ラルフ・シューマッハが今年もDTMに参戦するほか、マクラーレンのリザーブドライバーであるゲイリー・パフェット、フォース・インディアのリザーブであるポール・ディ・レスタなどもDTMへ参戦する予定になっている。