ルノーのロバート・クビサがルノーでのデビュー戦に向けた質問に答えている。
Q:4週間にわたってテストをこなしてきましたが、レースへ向けた準備は整ったと思いますか?
ロバート・クビサ(以下、クビサ):冬のテストがかなり限られていたことを考えても、できるだけ準備は整えられたと思う。チームと多くの時間を過ごしたから、うまく協力できるようになっている。これでサーキットでの時間を最大限に活用できるよ。
クビサ:僕にとっては、学ぶべきものがとても多かったし、まだ答えの出ていないものもある。でも、テストではいい情報を得ることができたし、全ラップで最大限に引き出そうとしていた。
Q:ライバルと比べて、R30はいかがですか?
クビサ:パフォーマンスを判断するのは難しいけど、僕たちも正しい方向に進んでいるよ。それに、まだ使っていない改良パーツもあって、バーレーンに持ち込まれる新しい空力パーツもある。これが風洞での予想通りにパフォーマンスを向上させることを願っているよ。
クビサ:すべてのトップチームがかなり接近しているようだけど、テストでは明らかにすべてを出し切っていないチームもいたし、僕たちもバーレーンに向けた改良を行う。これまでのところ、フェラーリとメルセデスGPがとても強そうだね。
Q:今シーズンに向けた目標は何ですか?
クビサ:シーズンは長いし、ライバルよりも速く開発を進めることを僕たちの目標にするべきだと思う。2009年が終わった時点では、大きな差をつけられていたから、トップチームに追いつくには、一気に2歩進まなければいけない。
クビサ:僕たちに必要なのはパフォーマンス。それこそ最高のカンフル剤だよ。
Q:バーレーンのレイアウトは新しくなっています。これによってオーバーテイクが増えると思いますか?
クビサ:レイアウトの変更によって追い抜きが簡単になるとは思わない。オーバーテイクの最大のチャンスは古い部分にあるし、新しい部分は曲がりくねっていてコーナーが多いけど、ハードなブレーキングをする場所がないんだ。
クビサ:これまでのように、ターン1とターン4への進入でオーバーテイクが行われるよ。
Q:いいラップを走る上で、セットアップ面での秘策はありますか?
クビサ:バーレーンは、ブレーキング時の安定性とトラクションが大切になるサーキットなんだ。高速コーナーと呼べるものはないから、セットアップではメカニカル面に集中することになる。