カンポス、チーム売却を認める

2010年02月20日(土)
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カンポスは、ホセ・ラモン・カラバンテが完全にチームの支配権を獲得したことを認めた。

カンポスはブルーノ・セナと契約を結び、“セナ”という名前によってスポンサーを獲得することも期待していたが、スポンサー探しが難航。サプライヤーへの支払いも滞っているとされ、F1参戦も危機的な状態にあると報じられていた。

ここ最近になって、F1最高権威バーニー・エクレストンとチーム会長のカラバンテが救済に乗り出し、フォース・インディアの元チーム代表コリン・コレスがチームに加わり、2011年にはフォルクスワーゲンもチームに参画するとの報道があった。

コレスやフォルクスワーゲンはこの報道を否定していたが、カラバンテへのチーム売却と同時に、コレスがチーム代表になることもカンポスは認めている。

「チーム存続に向けたわれわれの取り組みに、多大な支援をしてくれたバーニー・エクレストンに感謝したい」

「バーレーンでのF1シーズン開幕戦でチームが競争力の高い2台のクルマを並べることが常に目標だったため、救済に向けた作業のすべてが時間との戦いだった」とのカラバンテのコメントが『Autosport(オートスポーツ)』に掲載されている。

コレスはマネジングディレクターも兼任するとのことだが、バーレーンでの出走を確実なものにするには、「さらなる資金」を獲得することが必要だと語った。

「これからの10日間であらゆることを見直し、チームがバーレーンでの開幕戦に出ることを確実にするため、さらなる資金を獲得していくつもりだ」

「近いうちに2010年のドライバーラインアップを発表し、ホセ・ラモン・カラバンテの新しいオーナーシップのもとでプロジェクトを存続させていく」とコレスはコメント。

カンポスは2人目のドライバーを発表していないが、USF1は参戦を断念する可能性が高いとも言われており、USF1と契約を結んでいるホセ・マリア・ロペスがカンポスに加入する可能性もあると報じられている。

また、チーム名の変更を申請する予定なのか、報道されていたようにフォルクスワーゲンが参画するのかなどは明らかになっていない。

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